農業の未経験者でも脱サラして農業を始める方法【相談編】~農業改良普及センター~

  • 2022年1月7日
  • 2022年2月4日
  • 農業

こんにちは。タクマです。

今回は農林振興公社のご紹介で農業改良普及センターに相談に行ってきました。

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農業改良普及センターでは、就農に対する意思確認や、現時点での準備に関しての再確認がメインでした。

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作物の選び方

たくさんの野菜が並んでいる画像

メジャーな産地かどうか

就農を希望している土地が一大産地になっているか。

周りに同じ作物を育てている農家さんが多いほど、販路が確立されやすいため、安心できる。

また、研修先となる師匠を見つけやすく、師匠が近くにいると、土地のあっせんや圃場(畑や田んぼ)の状態をチェックしてもらいやすいというメリットがあります。

難易度はどうか

作物によって、難易度が異なります。

比較的容易に作れる作物は市場の価格に左右されやすく、難易度の高い作物は市場の影響を受けにくいです。

簡単に作れると作る人が多いため、同じ野菜があふれてしまい値段が下がる。

しかし難易度が高ければ作っている農家さん自体が少ないので市場の価格に影響されにくいそうです。

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師匠が近くにいるか

産地でも述べましたが、近くに師匠がいることで独立後の問題対処のスピードが変わります

また、師匠のホームであれば、農地に関する情報も集まりやすく、就農の大きなハードルである土地の問題のハードルが下がるそうです。

就農の大きな壁

壁にぶつかって落ち込んでいる人の画像

参考資料はこちら↓

新規参入者の経営資源の確保に関する調査結果 (出典:一般社団法人全国農業会議所 2019年)

資金

研修期間や就農1年目は収入がないため、その間の生活費を蓄えていなければいけません。

家族の人数や年齢によって一概にいくら必要とはいえませんが、2年分は蓄えておいた方が無難だそうです。

また、新規就農にあたって借入をすることが多いですが、その際に頭金が多い方が審査が通りやすいので、親族からの借り入れが可能であればずいぶん資金面のハードルが下がるとのことでした。

融資について、日本政策金融公庫に確認したところ、住宅ローンやカーローンなどがあっても返済計画が整合性が取れていて、今まで滞納していなければ融資には支障はないそうです。

土地

師匠の件でも述べましたが、空き地に関するリアルタイムの情報はベテラン農家さんに集めります。

よく分からない、よそ者にはいい情報は回ってきにくい状態です。

そのため、師匠を通して地域のリアルタイムな情報をつかむためにも、師匠は近くで選んだ方がよいそうです。

一度土地を取得した後は、まじめに仕事をしていれば、追加の農地の相談はきやすくなります。

技術

師匠を探すときの優先順位は

近くて上手>遠くて上手>近くて下手>遠くて下手だそうです。

しかし、私たちのような未経験の新規就農者には正直わかりません。

私の場合、直売所巡りをして自分がこころからおいしいと思えるものを作ってらっしゃる農家さんに弟子入りしたいと思い、現在いろいろな直売所を巡っています。

品種や栽培方法など確認しながら、メモを取って記録しています。

まぁ、弟子入りしたいといっても弟子を取ってくれるかはわかりませんが。。。

ただ、ご縁だと思うので、熱意と誠意をもってぶつかるために目いっぱい情報収集します。

新規就農の相談窓口について

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農林振興公社や市役所、普及センターなどは得意分野は違いますが、それぞれに情報を共有しています。

そのため、正直どこに相談しても同じような答えが返ってきます。

関係各所の得意分野は以下のようになっています。

  • 資金・・・JA、公庫
  • 土地・・・市町村
  • 技術・・・普及センター、農林振興公社

そのため、相談する内容によって使い分けてもよさそうですが、まず農業を始めたいと思って相談するという場合は、どこに相談してもよさそうです。

就農したい場所が決まっていれば各地域の普及センターに相談してもいいですし、都道府県単位であれば振興公社にそうだんするのもいいと思います。

今回は普及センターへの相談でしたので、作物について教えていただきました。

次は師匠を探す段階です。

師匠を探す際には、作物の繁忙期は避け、失礼のないように積極的に声をかけていきましょう。

少しでも参考になれば幸いです。