こんにちは。タクマです。
今回は脱サラして就農するために、初期段階でする情報収集についてです。
就農の相談窓口としてはこの記事をご覧になってください。↓
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私が就農を目指している茨城県では就農支援センターがこのようなサイトを運営しています。
その中でオンライン就農相談会というものがあり、私はそちらの相談会に参加することにしました。
ZOOMで30分くらいが予定されていました。
農林振興公社は県内全域をカバーしている機関のため、一番初めの相談場所にいいと思います。
準備しておいた質問とその回答
- 準備期間はどれくらい?
- 補助金は当てにしていいの?
- 就農したい地域と作りたい作物の組み合わせについて
おすすめの研修方法は?
A:基本的には農家で研修を受けることが多い。
農業大学校等での研修もあるが、座学が多いので、実地での研修と比較すると物足りなく感じる場合もあるそう。
ただ、研修前に短期研修などで講義を受けることで農業の専門用語などもわかるのでスムーズに研修に入れるとのこと。
私個人としては、忙しい農家さんがしっかり手取り足取り研修できるはずはないと思っているので、
就農準備校の短期講習で専門用語を学び、本などで育てたい作物の育成方法を予習して、現地で見て確認しながら、作業を覚える。
という流れになるのかなと思っています。
教えてもらうスタンスだと多分ケガするんだろうな…と。
準備期間はどれくらい?
A:最低一年以上。一年でも足りないので、できれば2~3年推奨。
農業は一年で1サイクルすることが多いので、1年だとチャンスが1回しかない。
育成に1年以上かかる作物もあるので、1年では足りず、独立してから苦戦するとのこと。
ただし、農地それぞれに特徴があるため、研修で十分に学んだからと言って、独立してから何も問題が起きないかというと、そうでもないらしい。
実際に就農する地域で育ててみないとイレギュラーが起こるかどうかはわからないが、少しでも多く育て方を習得することをお勧めするそうです。
補助金は当てにしていいの?
A:当てにしないで計画をたててほしい。
多くの方が、農業次世代人材投資資金の準備型を当てにしています。
しかし令和4年度から制度が変わり、従来よりも審査が厳しくなることが予想されるため、
補助金を見越して計画していると、申請が通らなかったときに立ち行かなくなる。とのこと。
生活費として最低400万は準備しておいてほしいし、可能であればご家族は働いていてください。ということでした。
就農したい地域と作りたい作物の組み合わせについて
私は就農するならいちごの施設栽培がいいと思っています。
今回相談をした茨城県農林振興公社さんでも、いちごを勧めているそうです。
理由は坪単価が高いから。
ただし、投下する労働時間も多く、10アールで2013時間。
夫婦なら20アールで2013時間働けば、目安で570万の所得があるということ。
しかし、初期投資に1500万くらいかかるケースが多いらしく、高設栽培ならさらに設備費が10アール300万~500万かかると。
そのため、ほかの作物も視野に入れて、調べてみるといいと教えてもらいました。
各地域のJAには作物に得意不得意があって、目指している就農地で推している作物があれば収入が安定しやすいとのことでした。
相談前に考えておいたほうがいいと思ったこと
- 作りたい作物
- 理想のライフスタイル
作りたい作物
どんな作物を作りたいですか?と聞かれます。
なければイチゴを勧められるんだと思います。
どの自治体もいちごを勧めることが多いらしいので、何らかの思惑はあるのでしょう。
作物が決まれば、地域が絞られてきます。
相談される側もそこから研修農家さんなどを選択することができるので話がスムーズです。
理想のライフスタイル
農業を起業と考えてお金を稼ぎたいのか。
日本の食料自給率や、安心安全な食の確保などの使命感なのか。
自給自足にあこがれて、田舎暮らしがしたいのか。
理想のライフスタイルが違うと、規模や設備、作物などが大きく異なるため、自分が将来どんな生活を送りたいのかはイメージしておいたほうがいいと思います。
まとめ
私は相談後、とある農家さんを紹介していただけました。
地元のJAの部会長をしている同年代の方で、非農家から就農した方です。
早速つながりを紹介していただけたことに驚きつつも喜んでいます。
農業はしんどいとよく聞きますが、正直、しんどくない職業ってないと思ってます。
必ず努力は必要になるでしょうし、目標に向けて進む気力も必要になると思います。
相談することで、「あー、考えが甘かったかなー」とか「いけそうだな」とかそれぞれ感じ取るものはあると思います。
就農を目指す方は是非一度相談してみることをお勧めします。
最後まで読んでくださってありがとうございました。