【食と農の科学館】ハイテク農業のすすめ

  • 2022年4月22日
  • 2022年4月22日
  • 農業

こんにちは。タクマです。

茨城県つくば市にある「食と農の科学館」はハイテク農業や農業の歴史について学べます。

情報収集にも役立ちますので是非ご確認ください。

  • ハイテク農業に興味がある方
  • 農業の歴史に興味がある方
  • 最新の農業研究を確認したい方

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【食と農の科学館】ってどんなところ?

複数の研究法人が研究成果を発表する施設

食と農の科学館には4つの研究開発法人が研究成果を展示しています。

  • 農研機構(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)
  • 国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構
  • 国立研究開発法人 水産研究・教育機構

どれもイカツイ名前ですね。

すべて「国立」の「研究開発法人」です。

それぞれの機構での研究成果を展示していたり、昔の農具が展示されていたり。

農業の歴史を知るとともに、最新の技術を知ることができます。

アクセス

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利用案内

住所〒305-8517 茨城県つくば市観音台3-1-1
TEL029-838-8980
FAX029-838-8982
休館日年中無休(※年末年始、臨時休館を除く)
→※当面の間、土曜日・日曜日・祝日は休館となっています
開館時間午前9時00分~ 午後4時00分
入館料無料
予約完全予約制(事前予約について
ホームページhttps://www.naro.go.jp/tarh/

7つのコーナー

館内は7つのコーナー+昔の農具などが展示されている資料館があります。

  1. 食料安定供給研究
  2. 農業付加価値化研究
  3. シーズ創出研究
  4. 地球規模課題研究対策研究
  5. 様々な農林水産研究
  6. 震災復興研究
  7. 大型ディスプレイ

館内のコースは全長で100メートル程度です。

各コーナーに展示物が並んでいます。

展示物は作物の標本や、写真・テキストでの掲示物など様々です。

中でも私が参考になったのは1.食料安定供給研究のコーナーです。

水田の水位調整を自動で行うシステムや、果樹の収穫を補助するパーワースーツの展示があります。

その中に土壌の地質の標本があり、地震の畑の地質がわかるウェブサイトの紹介もありました。

例えば、自分が検討している就農予定地の地質が育てたい作物に向いているかを事前に調べることができます。

農研機構:日本土壌インベントリー

上記サイトの「土壌図」をクリックすると調べられます。

畑に向いている、水田に向いているなどもわかりますので、ぜひご確認ください。

無料でわかるので便利です。

じつはすごい!「農研機構」

みんな知ってる!あれを作ったんです。

農研機構は新しい品種の研究もしています。

柑橘系で特徴的な形をしている「デコポン(不知火)」

ブドウで大人気の「シャインマスカット」

ほくほく系焼き芋で有名な「べにはるか」

紫いもだと「ふくむらさき」

いちごでは「恋みのり」「桃薫」「おいCベリー」など

このほかにも多くの品種を研究し、実用化しているようです。

現代版「ノアの箱舟」

農研機構には「ジーンバンク(ジーン=遺伝子)」という施設があり、数多くの種子を保管しています。

現在栽培されている野菜などの野生種の種子などを世界中から採取・保管し、失われた優位性を保存しています。

品種改良を行う研究機関や種苗会社へ種子の配布を行うことで品種の改良へとつなげています。

種子等の保管数は22.8万点で世界で6位です。

日本のジーンバンクの特徴として、イネ科の種子の種類が豊富だそうです。

ジーンバンクは施設が別の場所ですので、食と農の科学館では確認することができません。

ご注意ください。

まとめ

食と農の科学館は、無人農耕機具や、病害虫の防除の最新研究成果、新品種の紹介など農家を目指すあなたにとってきっと楽しい場所です。

完全予約制ですが、無料ですので是非利用してみてください。

最後まで読んでくださいましてありがとうございます。