こんにちは。タクマです。
家庭菜園をしたいと思っても庭を掘り返すのが難しかったりする場合があります。
今回は「レイズドベッド」という方法で簡単に家庭菜園を始める方法をお伝えします。
- 簡単に家庭菜園を始めたい方
- お庭がコンクリートや砕石で掘り返せない方
- おしゃれにガーデニングを楽しみたい方
- 就農をする前に家庭菜園で練習したい方
レイズドベッドとは?
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レイズド(Raised=持ち上げる)ベッド(Bed=植物の寝床=花壇、畑)
地面より上に持ち上げた花壇の様なもので、イギリスが発祥だそうです。
木材に塗装して作成したりDIYする方もいて、ご自身の好みを出しやすいのも特徴です。
レイズドベッドのメリット
好きな外観にできる
木材、金属、樹脂。好きな素材から選ぶことができます。
木材も加工された板で作ることもできますし、ご自身で塗装することもできます。
こだわりがあれば家庭菜園もカスタマイズできます。
土づくりがいらないので、すぐ始められる
レイズドベッドは庭の土を使うのではありません。
新たに土を購入して始めることが多いです。
そのため、畑を作るために必要な土づくりを省略できます。
私の様に、家庭菜園を始めたばかりの初心者にはとてもありがたいです。
おいおい勉強して土づくりもしていきたいですね。
水はけがいい
レイズドベッドは地面の上に作っているので水はけがよいです。
多くの植物は水はけのいい土地を好みます。
本来であれば、上記の土づくりを一緒に長い年月をかけて改善していきますが、
レイズドベッドであればその必要もないのでラクチンです。
場所を選ばない
レイズドベッドはコンクリートや砕石の上にでも作ることができます。
畑は土を30㎝程度掘り返して土を耕しますが、地表より30㎝上に畑を作ることで場所を選ばずに家庭菜園を始めることができます。
レイズドベッドのデメリット
初期投資がかかる
レイズドベッドは枠組みで土を抑える必要があるため、木材やその他の素材で枠を作ったり購入したりする必要があります。
枠代+土代が最低でもかかります。
辞める時大変
枠に土を大量に入れているため、もし辞める時は処理が大変です。
庭に土を返せない場合(ベランダなどで行っている場合)などは購入した店舗で引き取てもらうなどして処分が必要です。
【木材の場合】腐食が怖い
木材で枠を作る場合、しっかりと防腐処理が必要です。
腐食が進み、シロアリなどの被害が出ることもありますので、自宅のすぐそばに木材のベッドを設置することは控えましょう。
レイズドベッドの種類
木材
DIYする方の多くは木材を選ばれると思います。
防腐剤を塗装するか、防腐処理された木材を使用することで長く使用できます。
ホームセンターで木材のカットもしてもらえますので、お好みのサイズで作成することもできます。
金属
大きなバケツのようなイメージです。
既製品が多く、サイズをカスタマイズすることは難しいです。
木材よりも腐食の進行度合いも遅いため、長く楽しむことができます。
樹脂
人工木やプラスチック製品など。
「木目調」や「石目調」など外観をお好みのものにすることでカスタマイズもできます。
既製品が多いですが複数個をつなぎ合わせて、ある程度サイズをカスタマイズできるものもあります。
レンガ
木材と同様にDIYする方が多い素材です。
レンガを積んでモルタルで固めるので工程は大変ですが、しっかりと作れば頑丈なレイズドベッドが作成できます。
ただ重ねだけだと、中に詰めた土の圧力で崩れてしまいますのでご注意を。
簡単なレイズドベッドの作り方
今回は樹脂製の既製品レイズドベッドを組み合わせて作成したいと思います。
DIYする時間はないし、金属製よりも安くしたい方にはおすすめです。
- 枠
- 土
- 防草シート
- スコップ
場所を決める
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まずレイズドベッドを設置する場所を決めましょう。
日当たりがよく、風通しがいい場所がおすすめです。
レイズドベッドであれば、コンクリでも砕石でも問題ありません。
大体の大きさも決めてしまいましょう。
今回は幅2m×奥行1m×高さ29cmを作っていきます。
枠を組み立てる
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今回はカインズの「リバーシブル式 どこでもガーデンフレーム 90cm」を3つ使用します。
写真はひと箱分の内容です。
同じ商品同士を連結できますので、1m四方でも1m×2mでも、さらには2段重ねもできます。
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板のパーツを連結させて、杭を通して固定します。
防草シートを敷きこむ
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砕石の下にも防草シートはありますが、念のため雑草予防をします。
写真では重しに砕石が映っていますが、土を入れる前にほとんど除去しました。
土を入れる
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今回のサイズですと1m×2m×0.3m→リットル換算で600L程度が目安です。
枠の淵のあたりをへこませて、中央部分はしっかり30㎝の深さが欲しかったので、私は500Lくらい入れました。
ホームセンターで販売されている土は肥料や堆肥が含まれているものが多いので、基本的にどの土を選んでも大きな問題はないと思います。
勉強していくうえで、堆肥の種類や土壌内の肥料成分を把握し、改善していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
簡単そうだと思った方も、ヘビーだと思った方もいらっしゃるでしょう。
簡単そうだと思った方はぜひすぐにでも取り掛かってみてください。
本などで知識を得ても実践しないと知識も定着しにくいです。
まずは実践し、経験としての知識を蓄えることが上達への近道だと思っています。
ここはまだスタート地点ですので、一緒に農業始めてみませんか?
最後まで読んでくださいましてありがとうございます。